面白かった。ヤクザに絡まれ街中でボコボコにされた挙句土下座させられ、情けなさから強くなろうとして空手を始める42歳サラリーマンのお話。
これも昔読んだ本だけど、最近Kindleで買って再読。
細かなところはほとんど忘れていて、こんな話だったんだーと初めて同様の気持ちで読めました。
脇役それぞれにまでちゃんとストーリー、人生があって良かった。
柏木、秋葉勘九郎、今江など皆魅力があります。
しかし昔のサラリーマンっていうのはこんなにしょっちゅう外で飲んでたの?こんなことしてたら全然お金貯まりませんよ。。。それも大事なコミュニケーションなんだろうけど、私は健康のため完全にアルコールやめました。
あと、自分も去年末から空手を始めたのだけど、とてもこの主人公のようにはのめりこめないと思う。
ヤクザにボコボコにされたみたいな強烈なきっかけもないし、仕事も家事もあるし、時間の問題。
そんなことを考えながら読んでました。
夢枕獏先生はこの小説のために大道塾に一日入門して取材されたそうです。流派は違いますが、大道塾、空道にも興味が湧きました。